

楽天モバイルのポケットWIFI(現行ではRakuten WiFi Pocket Platinum)は楽天モバイルが発売しているSIMフリーのモバイルWIFIルーターです。
初代から3代目となるRakuten WiFi Pocket Platinumでは、同社が提供することになったプラチナバンドに対応するモデルとして発売されました。
楽天モバイル1円ポケットWiFiとは?なぜ1円で手に入るのか?

初代モデルから安価なモデルながら、通信安定性は高く、定評があります。
楽天モバイルがポケットWIFIを1円で提供する理由は、その販売戦略を見ると納得できます。
同社の契約者は2025年2月に850万回線を突破しましたが、黒字化にはとにかく契約者を増やす必要がありました。
楽天モバイルの料金プランでは、3,200円程度で使い放題になることから、WIFIとしての利用が適しているという一面があります。
WIFIルーターとセットで利用してもらうことで、最大の設定料金(3,278円)で利用してもらえる可能性も高まります。
安価なWIFIルーターを1円で販売したとしても、楽天モバイルとしては数か月で黒字転換することができます。
【基本スペックと特徴】最低限の性能とカスタマイズされた機能性
現在入手できるRakuten WiFi Pocket Platinumの基本スペック


機種名称 | Rakuten WiFi Pocket Platinum |
ボディーカラー | ホワイトのみ |
重さ | 103g |
サイズ(おおよそ) | 65 x 96.5×15.3(縦、横、高さ)mm |
ディスプレイ | 1.4インチ(タッチパネルではない) |
バッテリー | 2,440mAh |
連続通信 | 約10時間 |
SIMタイプ | nanoSIM |
USBタイプ | USB Type-C(USB 2.0)、モバイルバッテリー |
Wi-Fi 規格 | IEEE 802.11 b/g/n(2.4Ghzのみ) |
テザリング台数 | WIFI16台、USB1台 |
利用できる楽天回線のBand | Band3,Band18(パートナー回線),Band28(プラチナバンド) |
SIMロック | なし(SIMフリー) |
バッテリー保護機能 | あり(充電制御) |
WIFI規格が2.4Ghzのみ。
時代遅れのように感じますが、これも電波の取り扱い上の法律があります。
屋外では必ず2.4Ghzで利用する必要があります。
正直、いちいち切り替えなければ使えない機能なら、「必要ない」というのも納得。
それから、前モデルの2Cにも似たような機能がありましたが、どうやら充電制御機能がついているみたいです。
具体的には、コネクタを指しっぱなしでも、充電を止めてくれる機能です。
これは、内臓バッテリーに負荷を軽減することで、異常発熱や劣化を抑える効果があります。
基本的にはバッテリーの交換はできませんので、うれしい機能ですよね。
以上のような配慮から見ても、よく考えて作られた機種であることが分かります。
ちなみに前モデルのRakuten WiFi Pocket 2Bを持っていましたが、今回レビューのために最新版Rakuten WiFi Pocket Platinumも購入しました。
前モデルはよく似ていて、機能性や使用感はあまり変わりません。
現在、Rakuten WiFi Pocket Platinumの長期使用テスト中ですが、現在1か月ほど使用しました。
今のところ不具合等なく、快適に利用できています。
【実際の使用感】コンパクトサイズで軽いけど安定通信

お世辞にも良いとは言えないスペック。
でもこの機種の強みは安定通信できる点です。
高速通信ができるとか、性能が良いとか、多機能な機種とかいろいろありますが、正直どうでもよいです。
2年以上楽天モバイルをWiFi化して使ってきた私からすると、安定通信こそ一番大切であると断言できます。
システム的にはシンプルなほうが動作も安定しますし、機能も多ければよいということはありません。
写真は前モデルですが、最新機種とスペックなどはプラチナバンドに対応した以外ほぼ変わりません。
【WiFi接続可能台数16台は多め】接続は2.4Ghzのみ
性能的には最低限でシンプルな作りですが、かゆいところに手が届くような機能も付いています。
通常、モバイルWIFIルーターはWIFIルーターとしての性能がそれほど高くありません。
そのため、最大のWiFi接続台数は10台程度が一般的です。
ところが楽天モバイルのRakuten WiFi Pocketはかなり多めの接続台数16台。
我が家でも最大で接続する台数は8台くらいあります。
なので、最大接続台数は多いほうが助かります。
対応周波数ですが、2.4Ghzのみに対応しています。
この点に関して、他のメディアでは批判的な意見も聞かれます。
でも実際のところ、法的に屋外で5Ghz帯を使うことができません。
そんな使いにくいなら、5Ghzはなくても大丈夫といったところですね。
でも厳密にいえば、5Ghzに変換して家中で快適に使う方法はあります。
その方法は後程解説します。
⇒Rakuten WiFi Pocketを家中で快適に使う方法
【バッテリーの持ち時間】1日中使うなら充電器は必須
バッテリー容量も以前のモデルとほぼ変わりません。
連続通信時間もほぼ同じです。(カタログ数値)
実際の使用感としては、1日中使うならモバイルバッテリーやUSBケーブルと電源などが必要でした。
また、複数台接続した際には、接続台数が多いほど、バッテリー消費も多くなる傾向にあるので注意が必要です。
実際の通信速度を計測して分かること

楽天モバイルの電波状況があまりよくない(基地局から遠い)我が家では、Rakuten WiFi Pocketを使った場合の速度は下りが最大で30Mbps程度です。
通信速度を数字として確認する意味は2つあると考えています。
- 同時通信が可能な台数の目安
- 時間帯による速度の低下などを把握
近年では老若男女が皆、高度なコンピューター(スマホ)を持ち歩いています。
そのため、家族全員が同時に動画を見るシチュエーションを想定しておいたほうが無難です。
実際のところ、通信速度が15Mbps程度あれば、3台同時にYouTube動画を難なく見ることができます。
少し読み込みがもたつきますが、4台くらいまでは標準画質設定(480p)で視聴ができることを確認しています。
また、時間帯によっては通信速度が変わる可能性があります。
お昼や夜の時間帯に支障をきたすほどの速度低下(5Mbps以下)になっていないか確認をお勧めします。
Rakuten WiFi Pocketを家中で快適に使う方法

Rakuten WiFi Pocketのレビュー記事は数多くありますが、この記事では独自の視点からRakuten WiFi Pocketの超便利な使い方をご紹介します。
その使用方法とは、ミドルクラスのホームルーターの中継機能でRakuten WiFi PocketのWIFI電波を中継することです。
この方法を使うと、Rakuten WiFi Pocketの2.4Ghzの電波を5Ghzの電波に変換して、強力で安定的に家中で快適にネット通信できるようにしてくれます。
ここではNEC製Atram WG-2600HP3を使ってご紹介します。
現行機種では兄弟機種のWG-2600HS2が新品でも安価なのでおすすめです。
詳しい内容はまた詳細記事として投稿予定です。
なお、楽天モバイルWiFi化の一連の手順については別記事で解説しています。
⇒楽天モバイルを格安でWIFI化!簡単に節約運用できる方法解説
まとめ
今回は前モデルをレビューしましたが、最新版と性能や機能面での差はほとんどなく、唯一の違いはプラチナバンドBand28に新たに対応したくらいです。
ただし、前モデルと製造メーカーが変更になっています。
若干ではあるのですが、通信速度が若干落ちた代わりに通信安定性がアップしている感じがありました。
プラチナバンドは関東の限られた地域のみでの開始となり、まだまだ普及には時間がかかるようです。
そもそもプラチナバンドは通信速度が遅いというのは有名な話です。
いずれにせよ、Rakuten WiFi Pocketシリーズは性能のわりに安定通信が可能で実際の使用感はとても良いです。
Rakuten WiFi Pocketはコスパと機能性、安定性を重視して良く設計された名機と言えると思います。(個人の感想です)
楽天モバイルをWiFi化して利用したい方は別のページで詳しく手順を紹介しています。